5月3日その弐。

昨日の続きで。

 

ライブハウスもオープンし、ぞくぞくとお客さんが入ってくる。

そしてLIVEがスタートした。

うちらも、客席の端の方でステージを観ていた。

 

やっぱり音は良い。

どのバンドも音は良いしステージングも良い。

お客さんの反応もさまざま。

観ていて面白かった。

 

LIVEも中盤になると、会場の熱気も上がってくる。

もう少しでうちらの出番。

昨日の失敗が頭をよぎる。が、それを打ち消す。

もう成るようにしかならない。

ドラムがいなくても、やらなきゃいけないから。

 

うちらの前のバンドさんの演奏が終わる。

そして楽屋に帰ってきてお疲れさまの声をかけると、

実は。。。と、うちらの地元に住んでいたとか、どこどこで働いていたとか、

え!?っていうような、そんな話をしてくれた。

 

本番前に話す事じゃない気もするがw

さっきは話すタイミングがなくて。。。と話されたw

ありがたいですよね。

完全にアウェイな自分達にも気を使ってもらえて。

 

そんなこんなでいよいようちらの出番。

このライブハウスは幕があり、演奏の最初と最後は幕が降りる。

幕の内側でセッティングを始める。

そして準備が終わるとSEが流れだし、幕が徐々に上がり出す。

楽しみな気持ちと、緊張が入り交じる瞬間。

 

音源のカウントと共にベースが鳴り出す。

音源の音はハッキリ聴こえている。

問題ない。

昨日は昨日、今日は今日。

やれる事をやるだけ!

 

ギターの音も重なり出し、少しミドルテンポの曲が始まる。

不思議と昨日の失敗の不安な気持ちは消えていた。

1曲目が終わると、大丈夫、今日は問題ない!と心の中で思えた。

お客さんのノリも思ったより悪くないし、

初めて自分達を観てくれただろう人達も意外と乗ってくれている。

ありがたい。

そうなってくると、もう全開で弾くだけ。

2曲目からは飛ばしていけた。

音源も問題ないし、音も聴こえる。

あとは自分との戦いなだけ。

 

演奏の半ばになってくると、手を挙げてくれるオーディエンスも増えてきて、

会場も盛り上がっている。

ドラムが居ないこの状況でも、オーディエンスはちゃんと観て、

受け入れてくれているのが本当に嬉しかった。

MCでは、全員揃った時の自分達をまた観てもらいたい!と話したり。

 

そしてあっという間に最後の曲。

演奏しながら、楽曲に合わせてメンバー紹介。

最後まで、今日はトラブルなく無事に終わる事が出来た。

 

終わって楽屋に撤収。

一息ついていると、例のベーシストさんのバンドの演奏が始まった。

自分のLIVE熱も冷めやらぬまま、そのステージを観に行った。

 

最初から。。。凄い。

何だろう。ウマいのはもちろんなんですが、それだけじゃない。

いきなり惹き付けられる感じ?とにかくカッコいい。。。

カッコいいだけでも、ウマいだけでもない。

生き様が音の乗って表現されてる感じ?

うまく説明できない。すみません。

 

とにかく一体感がハンパないし、ウマいしカッコいい。

こんなステージ久々に観た。

初めて聴く楽曲、初めて観るステージなのに、

体が勝手に動くし、気づいたら手を挙げてノってる自分がいるし。

本当に感動でした。

物販でCD買っちゃったしw

 

けっこう長めな時間演奏していてくれましたが、

これこそ、ホントあっという間の時間に感じました。

もっと観ていたかったし、聴いていたかった。

また観たいと本当に思いました。

 

そしてLIVE最後にセッションがあり、自分は主演していないんですが、

うちのギタリストさんが、そのベーシストさんと主催者さんバンドで、

昨日追悼したギタリストさんの曲を演奏。

羨ましい。

同じパートだから、自分が参加できる事はないから、悔しいw

 

会場は盛り上がり、予定時刻をだいぶ過ぎて終演を迎えた。

皆様に挨拶回りをして、ふと気づくと終電の時間が。。。

 

打ち上げも参加したかったけど諦めて。。。

また対バン出来る日を期待して!

 

後日談。

2連チャンでLIVEに足を運んでくれたお客さんから聞いたのですが、

2日のLIVEはダメだったけど、3日のLIVEは来て良かった!と。

2日のお客さんにこの3日のステージを観せてやりたい!と言ってもらえた。

ありがたい。

本当に辞退しないで2日間LIVEやって良かったと思えた。

色々な面で勉強になった2日間でした!